カフェインを摂取する事で有酸素運動の脂肪燃焼効果が高くなるといった噂を聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?
せっかくダイエット・減量をするなら効率良く痩せたいと思いますよね。
そこで、今回はダイエット前にカフェインを摂ると痩せるのか?という噂を調べてみました。
この記事でわかること
- カフェインを摂取した際の有酸素運動の脂肪燃焼効率の変化
- ダイエットにカフェインを取り入れる時のポイント
- カフェインを摂取するメリット
有酸素運動前のカフェイン摂取は脂肪燃焼を向上させる効果がある!
先に結論を述べると、有酸素運動前にカフェインを摂取すると、脂肪燃焼効果が高くなるという噂は本当でした。
全く同じ環境で同じ運動をした場合、カフェインの摂取している人の方が消費エネルギーや中性脂肪の分解が高いといった実験結果が出ています。
カフェインには、ダイエットに役立つ様々な効果があるとも言われています。
ここからはカフェインで得られる驚きのダイエット効果を実体験と共に紹介していきます。
カフェインの脂肪燃焼向上効果は時間帯に関係なし!
「運動する時間帯によってはカフェインのメリットが得られないのでは?」と考える人も少なからず存在します。
実験の結果、運動をする時間帯に関係なく、カフェインは摂取する事で脂肪燃焼を向上させられる事が分かっています。
カフェイン摂取による脂肪燃焼促進効果を得るために、運動する時間を変える心配はありません。
毎日同じ時間帯に運動をしていた私にとってはかなりの朗報でもありました。
しかし、脂肪燃焼は、朝・夜よりも昼~夕方の時間帯の方が高いと言われています。
出来るだけ効率良く脂肪を燃焼させたい場合は、日中の時間帯にカフェインを飲んでから有酸素運動をするのが最も効果的となります。
もちろん、朝・夜の時間帯の有酸素運動でもやり方を間違えなければ、しっかりと脂肪燃焼をさせられるので自分のライフスタイルに合わせて運動をするようにしましょう。
上記の事から、私は特に運動をする時間を変更する事なく、カフェイン摂取によるダイエット効果を試す事にしました。
カフェイン摂取は運動の30分~1時間前がベスト
カフェイン摂取による脂肪燃焼促進効果を得るためには、運動を始める30分~1時間前にカフェインを摂取するのがベストだと言われています。
運動の直前にカフェインを摂取する人もいますが、摂取してからすぐに体に吸収されるわけではないので注意してください。
適切な量は、飲み物で言えば250ml、だいたいコップ1杯分程度となります。
摂取すればする程、脂肪燃焼促進効果が高くなると勘違いする人もたまにいますが、過剰摂取するとカフェイン中毒になる危険性があるので厳禁です。
適切な量を守って健康的に効率良く脂肪燃焼させる事を意識してください。
「カフェインはコーヒーでしか摂取出来ない」といったイメージを持っている人も多く、コーヒーが嫌いだからカフェインが摂れないと諦めている人はいませんか?
実は、カフェインを多く含む食品や飲料は意外と身近に多くあるんですよ。
コーヒーと同じ飲み物で言えば、お茶やココアが代表的な飲み物として挙げられます。
それ以外にも、ここ数年前で爆発的に流行ったエナジードリンクにも、カフェインは多く含まれています。
コーヒーが苦手な人だという人でも、探してみると簡単にカフェインが含まれているドリンクを見つけられるので、気になった人は探してみてください。
しかし、コーラやエナジードリンクはカフェインだけではなく、糖質等の太りやすい成分が多く含まれています。
減量目的で飲み物からカフェインを摂取する場合は、カロリーや糖質にも注意する事をオススメします。
一方、食品で有名なのがチョコレートです。
ミルクチョコレート1枚分でコーヒーの1/5、ハイカカオチョコレート1枚でコーヒーの3/5とそこそこの量のカフェインを摂取する事が出来ます。
チョコレートからでもカフェインを摂取する事が出来ますが、エナジードリンクと同様にカロリーに注意しましょう。
ダイエット・減量が目的の場合は、糖質や糖質の少ない高カカオチョコレートが無難です。
同じチョコレートですが、残念ながらホワイトチョコレートにはカフェインがほとんど含まれていないので注意してください。
お茶とチョコレートを中心にカフェインを摂取
コーヒーを飲む時は、大量の砂糖とミルクが必要だった事から、私は「お茶」でカフェインを摂取する事にしました。お茶なら甘くなくても飲みやすいですし、何より食事にも合わせやすいといった点が良かったです。一方、小腹が空いた時には「アーモンドチョコ」を2~3粒食べてカフェインを摂取していました。アーモンドは美味しいだけではなく、良質な脂質や豊富な食物繊維を含んでいるので美容や健康にも良いのでおすすめです。アーモンドチョコは食べ過ぎるとオーバーカロリーになるので食べ過ぎには注意してください。お茶とチョコという身近にあるもので気軽にダイエット効果を得られる、食に関するストレスがないといった点はかなり好印象でした。
脂肪燃焼促進だけじゃない!カフェイン摂取のメリット
ダイエットの時のカフェイン摂取は、脂肪燃焼促進効果ばかりがクローズアップされがちですが、調べてみると脂肪燃焼促進効果以外にも様々なメリットを得られる事が分かりました。カフェイン摂取によるダイエットで得られる他の効果もまとめてみたので、良ければ目を通してみてください。
カフェインには疲労回復効果がある
カフェインを摂取には、疲れにくくなる・疲労回復といった効果もあります。
人間は、脳内で「アデノシン」と「アデノシン受容体」が結びつく事で疲れを感じると言われています。
カフェインは、脳内でアデノシン受容体と結びつく事が出来ます。その結果、普段と同じ運動(仕事)でも、カフェインを摂取すると疲労感を軽減する事が出来ます。
また、興奮時に優位になる交感神経を高める効果もあり、集中力をアップさせる事も出来ます。
疲れを緩和して集中力を高められる事から勉強や仕事中にコーヒーを飲む人が多いのかもしれません。さらに、香りの良いコーヒーや紅茶を選ぶ事で、香りによるリラックス効果も得られると言われています。
仕事中や疲れた時に、コーヒーが飲みたくなったり、チョコが食べたくなるのには、しっかりとした理由があったんですね。
強心作用で血流と瞬発力を向上
カフェインは、血流の増加が期待出来る強心作用があります。
カフェインを摂取して血流の流れを良くしておく事で、運動時に生じる筋肉内の乳酸を循環させやすくなります。
その結果、酸素を多く取り込めるようになるので運動効率アップにも期待が出来ます。
また、カフェインには、「カルシウムイオン」を取り出す働きを高める効果があるとも言われています。
カルシウムイオンが取り出される時には、筋肉の収縮が起きるので、いつもより筋肉の動きが強く・早くなるので瞬発力が向上します。
カフェイン摂取の注意点
脂肪燃焼促進や集中力アップ等、魅力的なメリットがあるカフェインですが、摂取する時に注意しなければいけない点も存在します。
適切な摂取量を守っていても、体質によってはカフェインのデメリットが上回る事も珍しくありません。
自分に合わないなと感じた時は、カフェイン摂取をやめる、または摂取量を減らすようにしてください。
胃が荒れてしまう
カフェイン摂取で最も注意しなければいけないのが「胃の荒れ」です。
カフェインは、胃液の分泌を促す効果があります。
カフェインを摂取する事で必要以上に胃液が分泌されてしまい胃が荒れたり、胃が痛くなる事があります。
覚醒作用で眠れなくなる
眠気覚ましとしてカフェインを摂取している人も多いと思います。
カフェインには、眠気を抑える覚醒作用という働きがあります。就寝前に摂取してしまうとなかなか眠れなくなります。
眠れなくなった事が原因で自律神経が乱れてしまう事もあるので、摂取し過ぎには注意してください。
利尿作用でトイレが近くなる
メリットとデメリットのどちらにも含まれるのが「利尿作用」です。
利尿作用があるカフェインを摂取する事でトイレが近くなります。
会議や授業等、なかなかトイレに行けない・行きにくい時はカフェインを摂取しないようにしましょう。
まとめ
ダイエット方法の1つとして注目を集めている有酸素運動前のカフェイン摂取は、脂肪燃焼促進効果があります。
コーヒー以外にも、紅茶・お茶やチョコレート等、様々な物から摂取が出来るので誰でも簡単にカフェイン効果を得る事が出来ます。
しかし、カフェインにはいくつかのデメリットがあるので、摂取する時は必ず調べる等、注意が必要です。
効率良く有酸素運動で痩せたいという人は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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