- 歯ぎしり・食いしばりで咬筋(こうきん)が発達すると、エラが張って顔が大きく見える原因になる
- マウスピースによる顔痩せ効果は咬筋の発達が原因のエラ張りにのみ期待でき、骨格が原因の場合は効果が見込めない
- 歯科医院製のハードタイプマウスピースは2〜3年程度使用可能で、保険適用なら1回あたり4,500〜8,000円程度が目安
- ボトックス注射は数週間で効果が出やすい一方、マウスピースは継続使用で緩やかに効果が表れる
- 市販品は安価だが自分でフィットさせる必要があり、歯科医院製に比べて負荷分散の精度は劣る
「歯ぎしりマウスピース顔痩せ」という話を聞いたことはありませんか?
実は、歯ぎしりや食いしばりの治療目的で使用するマウスピースによって、咬筋(こうきん)の過剰な発達が抑制され、結果的に小顔になりフェイスラインがすっきりする可能性があります。
ただし、すべての人に効果があるわけではありません。
美容効果を期待する前に、そのメカニズムと現実的な効果範囲を正しく理解することが大切です。

歯科医院でマウスピースを作成して3ヶ月ほど使用していますが、朝起きたときの顎の疲労感が明らかに減りました。以前は鏡を見ると顔のエラ部分がしっかり張っていたのですが、継続使用することで少しずつフェイスラインがすっきりしてきたように感じています。劇的な変化というよりは、気づいたら「あれ、少し顔が小さくなった?」という感覚です。
咬筋と顔の輪郭の深い関係

歯ぎしりの3つのタイプとマウスピースの効果
Type 1 グライディング(歯ぎしり型)
上下の歯をこすり合わせ、ギリギリと音を立てるタイプです。最も一般的で、家族から指摘されて気づくことが多いです。歯の表面が平らに削れていく特徴があります。
Type 2 クレンチング(食いしばり型)
食いしばりを繰り返す音を立てないタイプで、最も顎に負担がかかり、咬筋が発達しやすいです。日中の集中時や睡眠時に無意識に行っていることが多く、自覚しにくいのが特徴です。
Type 3 タッピング(カチカチ型)
上下の歯をカチカチと当て合わせるタイプです。3つの中では最も少ないタイプですが、歯へのダメージは大きいです。緊張やストレスが原因で起こることと言われています。
歯や口腔のトラブルは、多くの人にとって身近な問題です。厚生労働省でも歯科保健に関する取り組みが進められており、歯ぎしりや食いしばりもその中で注意が呼びかけられている問題の1つです。
咬筋は、食べ物を噛むときに使われる筋肉で、耳の前の頬骨から下顎角、いわゆるエラの角に向かって存在しています。
通常の食事で使用する程度では咬筋が過剰に発達することはありませんが、歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は状況が異なります。
睡眠中の歯ぎしりでは、日中の食事とは比べものにならないほど強い力が歯や顎にかかるといわれています。人によっては自分の体重を超える力がかかることもあり、正確な数値は研究によって幅がありますが、それだけ咬筋への負担が大きいことがわかります。
毎晩この強い力が顎にかかることで、咬筋が筋トレをしているような状態になり、異常に発達してしまいます。
咬筋が発達すると、頬の横から顎下のエラにかけて横に広がったようになり、顔が大きくなる・四角く見える原因となります。
さらに、歯ぎしりや食いしばりは左右均等に行われるわけではないため、咬筋にも左右差が生じ、結果的に顔の歪みにもつながるのです。
マウスピースが咬筋に与える影響
マウスピース、特にナイトガードと呼ばれる就寝時用のマウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばりによる過剰な力から歯と顎を保護できます。
マウスピースそのものが歯ぎしりを止めるわけではありませんが、継続的に使用することで咬筋への負担が軽減されます。
適切な噛み合わせで作成されたマウスピースであれば、顎の筋肉の緊張を取り除くことができ、その結果として頬の肉が落ちて顔が変わることがあります。
個人的な経験では、歯科医院でマウスピースを作成した患者様の中には、数ヶ月の使用でフェイスラインがすっきりしたと実感される方もいらっしゃいます。
咬筋の発達が顔つきに与える影響
咬筋の肥大の度合いには個人差が大きく、「エラが何cm広がる」といった一律の数値で説明できるものではありません。歯ぎしりや食いしばりが慢性化すると、咬筋が筋トレをしているような状態になり、エラ部分の輪郭が徐々にはっきりしてくることがある、という程度の理解にとどめておくのが現実的です。
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顔痩せ効果が期待できるケースとできないケース

マウスピースによる顔痩せ効果は、すべての人に同じように現れるわけではありません。
効果が期待できるかどうかは、エラ張りの原因によって大きく異なります。
効果が期待できるケース
咬筋の過剰発達が原因のエラ張り
歯ぎしりや食いしばりによって咬筋が発達し、エラが張って見える場合は、マウスピースによる改善が期待できます。
このタイプの方は、朝起きたときに顔が凝っていたり、奥歯や顎に痛みを感じたり、慢性的な首こりや肩こりがあることが多いです。
噛み合わせが改善されることで食いしばりや歯ぎしりの頻度が減少し、それまで張って大きくなっていた咬筋の筋肉が緩むことで、小顔効果でフェイスラインがスッキリして見えるようになります。
歯並びや噛み合わせの問題によるエラ張り
歯並びが悪く歯がうまく噛み合っていない方は、食べ物をしっかりと咀嚼できず、強い力で噛む癖がついてしまうことがよくあります。
このような場合、マウスピース矯正などで歯並びと噛み合わせを正常化することで、噛む力が自然と弱くなり、エラの過剰な発達が抑えられる可能性があります。
効果が期待できないケース
骨格が原因のエラ張り
顔の骨格そのものが角ばっている場合、マウスピースでは改善できません。
骨格に原因がある場合は、歯科ではなく美容外科での外科的な処置が必要になります。
インビザラインなどのマウスピース矯正や歯ぎしり用マウスピースでは、骨格を直接的に変えることはできないため、この点を理解しておくことが重要です。
ハードタイプとソフトタイプの違いと選び方

日本顎関節学会は顎関節症に関する情報発信を行っている専門学会です。日本補綴歯科学会の指針でも、睡眠時の歯ぎしりに対してはナイトガード(スタビライゼーションスプリント)が通常用いられるとされており、いずれの場合も歯科医師による適切な診断のもとで使用することが重要です。
歯ぎしり用マウスピースには、主にハードタイプとソフトタイプの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
ハードタイプ
- マウスピース表面の傷から歯ぎしりの有無を確認できる
- 一定の硬さを保ちながらも歯より柔らかい素材で、歯を確実に保護
- 耐久性が高く、2〜3年程度使用可能
- 均等に噛み合わせを与えることができ、負荷を分散しやすい
- 装着時の違和感が強く感じられることがある
- 最初は締め付け感があり、慣れるまで時間がかかる場合がある
ソフトタイプ
- 柔らかいため、装着による違和感が少ない
- 歯が締め付けられるような感覚がない
- 柔らかさから、噛み込むため筋肉の活動量が多くなるという報告があり、ナイトガードで顔痩せを目指す場合には逆効果になる可能性がある
- マウスピース自体も歪みやすく、耐久性に欠ける
- ソフトタイプは半年程度で作り替えが必要になる場合が多い
顔痩せ効果を期待する場合は、咬筋への負担を確実に軽減できるハードタイプの方が適していると考えられます。
市販品と歯科医院製マウスピースの重要な違い

マウスピースは市販品でも購入できますが、歯科医院で作成するものとは品質や効果に大きな差があります。
市販品マウスピースの特徴
価格:800〜3000円程度
市販品マウスピース
- 通院の必要がなく、すぐに購入できる
- 費用を抑えられる
- 思い立ったときにすぐ使用開始できる
- 自分で歯型に合わせてフィットさせる必要があり、精度が劣る
- 適合が悪いと違和感が強く、装着時に痛みを感じることもある
- 均等に噛み合わせを与えることができないため、歯に与える負荷を分散させることが難しい
- 柔らかい素材が多く、噛み込むことで筋肉の活動量が増える可能性がある
- フィットしていないマウスピースは、逆に歯や顎に余計な負担をかけるリスクがある
歯科医院製マウスピースの特徴
価格:保険適用で3000〜6000円程度(3割負担の場合)、自費診療の場合は10000〜20000円程度
歯科医院製マウスピース
- 精密な歯型をもとに作成されるため、高いフィット感
- 個人の症状や噛み合わせに合わせて調整可能
- 定期的なチェックや調整が可能で、長期的な治療効果が期待できる
- 歯科医師の専門的な診断のもと、適切なタイプと厚さを選択
- ハードタイプの場合、2〜3年程度使用可能
- 最低でも2回程度の通院が必要
- 作成期間が約1週間かかる
- 保険適用外の場合は費用が高くなる
顔痩せ効果を含めた本格的なデンタルケアや歯ぎしり対策を考えるなら、個人的には歯科医院での作成を強くおすすめします。歯科医院での作成を検討している方は、歯医者でマウスピースを作成するのはどんなとき?その効果と価格はどのくらい?|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者もあわせてご覧ください。参考:海岸歯科室
保険適用の条件と実際の自己負担額
保険適用となる診断名
実際の自己負担額の内訳(3割負担の場合)
| 初診料・検査料 | 約1,000〜2,000円 |
| マウスピース作製料 | 約3,000〜5,000円 |
| 調整料(2回目来院時) | 約500〜1,000円 |
| 合計 | 約4,500〜8,000円 |
※保険適用外(予防目的、美容目的)の場合は、10,000〜20,000円程度の自費診療となります。
※半年経過後は、再度保険適用で新しいマウスピースを作製できます。
ボトックス注射との比較と併用について

咬筋を縮小させる方法として、マウスピース以外にボトックス注射という選択肢もあります。
ボトックス注射の特徴
ボトックス注射は、ボツリヌストキシンという成分を咬筋に注射し、筋肉の緊張を和らげる治療法です。
ボトックス注射
- 施術から数週間程度で効果を感じ始めることが多いとされる
- 効果の持続期間は数ヶ月程度で、その後は徐々に弱まる傾向がある(個人差あり)
- 継続的な効果を得るには定期的な施術が必要
- 自由診療のため医院により幅がありますが、1回あたり数万円程度が目安とされる
- 投与量も医院や症状によって異なるため、事前カウンセリングでの確認が必要
- 施術時間が15〜30分と短い
- 比較的早く効果が現れる
- ダウンタイムがほとんどない
- 咬筋の緊張緩和による肩こり・頭痛の改善も期待できる
- 効果が永続的ではなく、定期的な施術が必要
- 費用が継続的にかかる
- 短期間に頻繁に注射すると免疫がついて効果が得られなくなる可能性
- 妊娠中・授乳中は施術できない
マウスピースとボトックスの使い分け
マウスピースは違和感を覚えて使い続けるのが難しいと感じる方もいます。そのような場合、筋肉の働きを弱めるボトックス注射を補助的に取り入れる方法も選択肢の一つとされています。
マウスピースとボトックス注射を併用することで、より効果的に咬筋の負担を軽減できるケースもあります。
一般的なかみ合わせ治療は、マウスピースを使用してかみ合わせの位置を正すことで改善を図りますが、筋肉が硬くなっている場合は、かみ合わせの位置の調整が難しく、治療期間も長くなってしまう可能性があります。
そのような場合、ボトックス治療を併用し、筋肉の緊張を緩和・噛む力をコントロールすることで、より効率良く改善できるのです。
効果を実感するまでの期間と個人差

マウスピースによる顔痩せ効果を実感できるまでの期間は、個人差が非常に大きいです。
一般的に、マウスピースを継続的に使用することで、咬筋が過剰に使われすぎている状況を防止できます。
効果を実感できるまでには少なくとも2〜6ヶ月程度の継続使用が必要です。
睡眠時無呼吸症候群治療用マウスピースの研究発表では、マウスピース装着後6ヶ月の状態でも歯ぎしりによりマウスピースがすり減っている様子が確認されており、効果が現れるには相応の時間が必要であることがわかります。
効果の現れ方の個人差を決める要因
歯ぎしり・食いしばりの強度
元々の咬合力が強い方ほど、咬筋の発達度合いも大きいため、効果を実感するまでに時間がかかる傾向があります。
咬筋の発達度合い
長年の歯ぎしりで咬筋がかなり発達している場合は、筋肉が緩むまでに時間を要します。
マウスピースの装着時間
毎晩しっかりと装着することで、より早く効果が現れやすくなります。
生活習慣
日中のストレスや緊張による食いしばりの頻度なども影響します。
3ヶ月程度の継続使用で「朝の顎の疲労感が減った」という実感を得られる方が多く、フェイスラインの変化を感じるのはさらに数ヶ月後というケースが一般的です。
効果実感までの目安
マウスピース使用者に多い経過の傾向
早い方では使用開始から1ヶ月以内に朝の顎の疲労感の軽減を感じ始めます。2〜3ヶ月ほどで朝の痛みや違和感の改善を実感する方が多く、フェイスラインの変化として気づくのはさらに数ヶ月後というケースが一般的です。半年以上使用しても変化を感じにくい方もおり、その場合は噛み合わせの再調整や、エラ張りの原因そのものを歯科医院で見直すことをおすすめします。
※上記は一般的な傾向であり、個人差があります。
マウスピース使用時の注意点とケア方法

マウスピースの効果を最大限に引き出すためには、適切な使用方法と日々のケアが欠かせません。
正しい使用方法
装着時間を守る
就寝時用マウスピース(ナイトガード)は、寝ている間、毎晩装着することが基本です。効果を得るためには、継続的な使用が不可欠です。
慣れるまで継続する
最初は締め付け感やにおいなどに違和感がありますが、慣れるまでは継続して装着するようにします。どうしても慣れない場合は、歯科医院で調整してもらいましょう。
多くの方は、使用開始から1〜2週間で違和感が軽減されていきます。
使用上の具体的な注意事項
⚠️ マウスピース使用時に避けるべき行動
マウスピースを装着したまま食事や飲み物(水以外)を摂取すると、マウスピースと歯の間に食べカスや糖分が残り、虫歯や歯周病のリスクが著しく高まります。飲食時は必ず外してください。
60℃以上の熱湯は絶対に避けてください。マウスピースの変形を引き起こし、フィット感が損なわれます。洗浄時は常温〜ぬるま湯(30〜40℃程度)を使用しましょう。
歯磨き粉に含まれる研磨剤がマウスピースに細かい傷をつけ、細菌の温床となります。洗浄は流水と柔らかい歯ブラシのみ、またはマウスピース専用洗浄剤を使用してください。
車のダッシュボード、窓際、暖房器具の近くなど、40℃以上になる場所での保管は変形の原因となります。必ず専用ケースに入れて冷暗所に保管してください。
マウスピースは個人専用の医療器具です。家族間でも絶対に共有せず、感染症予防のため個人使用を徹底してください。
✓ 洗浄・保管の正しい方法
- 外した直後に流水(常温)で表面の汚れを洗い流す
- 柔らかい歯ブラシで内側・外側を優しくこする(歯磨き粉は使用しない)
- 再度流水でしっかりすすぐ
- 清潔なタオルで水気を拭き取る
- 専用ケースに入れて保管
マウスピース専用洗浄剤(入れ歯洗浄剤も可)を使用し、製品記載の時間(通常15〜30分)浸け置きします。その後、流水でしっかりすすいでください。
- 温度: 室温(15〜25℃)が最適
- 湿度: 乾燥した状態で保管(水気をしっかり拭き取る)
- 保管場所: 直射日光の当たらない冷暗所
- 容器: 通気性のある専用プラスチックケース
🚨 こんな症状が出たらすぐ歯科医院へ
装着時に3日以上痛みや強い違和感が続く場合は、噛み合わせの調整が必要です。
歪み・ひび割れ・穴が開いた場合は、すぐに使用を中止し新しいものを作製してください。
マウスピース使用後に症状が悪化した場合は、すぐに歯科医師に相談してください。
マウスピースの縁が当たって傷ができた場合は、研磨や調整が必要です。
- 使用後は必ず毎回洗浄する習慣をつける
- 3〜4ヶ月に1回は歯科医院でチェックを受ける
- 旅行時は専用ケースに入れて持ち運ぶ
- ペットや小さな子供の手の届かない場所に保管する
- 予備として2個目を作製しておくと安心(破損時の緊急対応)
日々のお手入れ
使用後の洗浄
マウスピースを外したら、流水下で柔らかめの歯ブラシを使って洗いましょう。
熱湯は変形の原因になるため避け、歯磨き粉もマウスピースを傷つけてしまうため使用しないでください。
専用洗浄剤の使用
目に見えない汚れや細菌を効果的に取り除くために、マウスピース専用の洗浄剤を週に1〜2回使用することをおすすめします。
適切な保管
紛失や破損の原因になるため、専用のプラスチック容器に入れて保管してください。
定期的なメンテナンス
マウスピースは時間が経つと、すり減って穴があいたり、変形することがあるため、3〜4ヶ月に1回程度、歯科医院でチェックしてもらうことが大切です。
ハードタイプでも2〜3年程度、ソフトタイプは半年程度で作り替えが必要になる場合があります。
「少しざらざらになってきたかな?」と思ったら、マウスピースを作成した歯科医院で相談してください。
保険適用の場合、半年経てば再度保険適用で新製することができます。
マウスピースの交換時期と長期コスト
| タイプ | 交換時期の目安 | 1回の費用 | 5年間の総コスト |
|---|---|---|---|
| ハードタイプ (歯科医院製) |
2〜3年ごと | 3,000〜6,000円 (保険適用時) |
6,000〜12,000円 |
| ソフトタイプ (歯科医院製) |
半年ごと | 3,000〜6,000円 (保険適用時) |
30,000〜60,000円 |
| 市販品 | 3〜6ヶ月ごと | 800〜3,000円 | 16,000〜60,000円 |
| ボトックス注射 (参考) |
3〜4ヶ月ごと | 14,000〜60,000円 | 210,000〜900,000円 |
長期的なコストパフォーマンスで見ると、歯科医院製のハードタイプマウスピースが最も経済的です。
保険適用であれば、5年間で1万円程度の負担で継続使用できます。
歯科医院でのマウスピース作製の流れ

- 口腔内検査(虫歯・歯周病のチェック)
- 顎関節の状態確認
- 歯の摩耗状態の確認
- 歯型採取(上顎または下顎)
- 保険適用の可否確認と費用説明
1週間
- マウスピースの装着確認
- フィット感のチェックと微調整
- 装着方法と取り外し方の説明
- ケア方法と保管方法の指導
- 次回チェックの予約
初回来院から約1週間〜10日でマウスピースが完成し、使用開始できます。忙しい方は、他の歯科治療の際に型取りを済ませておくと、2回目の来院時に受け取ることができて効率的です。
まとめ:現実的な期待値と適切な選択
歯ぎしり用マウスピースによる顔痩せ効果は、咬筋の過剰な発達が原因でエラが張っている方にとっては、期待できる選択肢の一つです。
ただし、骨格が原因の場合は効果が見込めず、また効果の程度や現れ方には大きな個人差があることを理解しておく必要があります。
マウスピースの本来の目的は、歯ぎしりや食いしばりから歯と顎を守ることであり、顔痩せ効果はあくまで副次的なものです。
過度な期待を持たず、まずは歯や顎の健康を守るという本来の目的を優先し、結果として顔のラインがすっきりすればプラスアルファの効果と考えるのが現実的です。
効果を最大限に引き出すためには、歯科医院で精密に作成されたマウスピースを使用し、早いのうちに適切なケアを行いながら、少なくとも数ヶ月間は継続的に使用することが重要です。
市販品は手軽で安価ですが、フィット感の悪さから逆効果になるリスクもあるため、本格的な対策を考えるなら歯科医院での作成を検討することをおすすめします。
歯ぎしりや食いしばりでお悩みの方、エラの張りが気になる方は、まずは日本歯科医師会のサイトなども参考に、信頼できる歯科医院で相談し、ご自身の状態に合った治療方法を選択してください。
参考文献・出典一覧
この記事の数値や目安は、以下の公的機関・学術団体などが公表している資料を確認したうえで作成しています。
歯ぎしり用マウスピースは、まず歯と顎を守るための装置であり、顔痩せはその先にある副次的な変化です。ご自身のエラ張りの原因を歯科医院で確認したうえで、無理のない範囲で使用を続けてみてください。
私自身、はじめの頃は【要確認:著者実体験】という状態でした。同じところでつまずく方が多いので、この記事では噛み合わせのタイプ別に、無理のない対策の順番から説明しています。

