数多くのダイエット食材がある中、ここ数年話題を集めているのが「舞茸(まいたけ)」です。
舞茸には、ダイエットをサポートする嬉しい効果が複数あると言われています。
今回は、舞茸で痩せられる理由や舞茸ダイエットを実践するときのポイント、さらに美味しく食べられるレシピを紹介していきます!
この記事でわかること
- 舞茸のダイエット効果
- 舞茸ダイエットのポイント
- 舞茸を美味しく食べるレシピ
舞茸にはダイエットをサポートする働きがたくさん!
舞茸に痩せる働きがある、舞茸でダイエットができると聞いて、舞茸だけを食べる人もいます。
残念ながら「舞茸だけを食べても痩せることは出来ません」。
舞茸はダイエットをサポートする様々な働きを持つ凄い食材ですが、それだけを食べ続けると栄養が偏ってしまいます。
栄養が偏ると、逆に太りやすくなったり、体重が落ちても不健康な痩せ方をしてしまいます。
ダイエット目的で舞茸を食べるときは、舞茸だけを食べるのではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。
脂質の吸収を抑える「キノコキトサン」
舞茸には「キノコキトサン」と呼ばれる成分が含まれています。
このキノコキトサンがダイエットをサポートしてくれます。
キノコキトサンを摂取すると、肝臓に蓄積している脂肪の減少・脂質の排出量の増加・中性脂肪とコレステロールの低下などの効果が得られます。
脂質をエネルギーとして代謝させる「ビタミンB2」
キノコキトサンが豊富なだけが舞茸の魅力ではありません。
舞茸は「ビタミンB2」も豊富に含んでいます。
ビタミンB2は、脂質をエネルギーとして代謝させるために必要な栄養素で、しっかりと摂取することで脂質の代謝効率をアップさせられます。
さらに、ビタミンB2は「肌や粘膜を健康に保つ働き」もあるため、肌荒れやニキビを防ぐ効果も同時に得られます。
便秘や代謝アップ効果「食物繊維」
舞茸だけではなく、キノコ類の多くは「食物繊維」を豊富に含んでいます。
食物繊維と言えば「便秘解消」というイメージですよね。
実は、ダイエットを成功させるには便秘を解消することも大切なポイントの1つなんですよ。
便秘になると腸の働きが悪くなり、同時に代謝も下がってしまいます。
食物繊維を豊富に含む舞茸を食べることで、お通じを良くして便秘になりにくい体作りができます。
便秘にならない健康的な腸を維持することで、代謝が下がることを防ぎ、1日の消費カロリーがアップするという仕組みです。
多くの人が悩む便秘を解消させつつ、ダイエット効果も得られるのは大きな魅力ですよね。
肌の乾燥を防ぐ「トレハロース」
舞茸は、乾燥による肌荒れに悩んでいる人からも注目されています。
舞茸に含まれている「トレハロース」は、「肌の潤いを保つ」働きがあります。
肌の中から乾燥を防ぐことができるため、自分の肌に合う保湿剤が見つからない人にもおすすめです。
肌の代謝をサポート「ナイアシン」
美容効果が高いと注目を集めている「ナイアシン」も含まれているのも舞茸の特徴の1つです。
ナイアシンは「肌の代謝をサポートする働き」があり、綺麗で健康的な肌を保つ効果が得られます。
さらに「抗酸化作用」が高く、肌の老化を防ぐアンチエイジング効果にも期待できます。
舞茸ダイエットを行う時に意識したい3つのポイント
ダイエット効果を期待して舞茸を食べるときは「舞茸だけを食べるのはNG」です。
それ以外にも、いくつか「意識したいポイント」が存在します。
ここで紹介するポイントは実践することで、舞茸の持つダイエット効果をしっかりと引き出し、ダイエットの成功率をアップさせられます。
舞茸ダイエットを実践するときは、ぜひ意識してみてください。
1食あたりの目安は「70g」
舞茸は「100gで約15kcal」とかなりカロリーの低い食材です。
カロリーが低いからという理由で大量に食べようとする人もいますが、食物繊維が豊富な舞茸を一度に大量に食べてしまうとお腹を壊してしまいます。
1食あたりの目安を「70g」にして、他のヘルシーな食材も一緒に食べるなど、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。
この記事にも注目!ダイエット中におすすめの野菜とは?選び方を徹底解説!
大きくカットする
ダイエット中は「食べごたえ」のある食事をとることも大切なポイントの1つです。
しっかりと食べたという満足感を得るだけで、無駄な間食を抑えられます。
舞茸を食べるときは、大きくカットとしましょう。
ボリュームを出すことで食べごたえをアップさせられるからです。
食材を大きくカットすることは調理中に使用する油や調味料によるカロリーを抑えることにも繋がります。
加熱し過ぎに注意
しっかりと火を通してしんなりした舞茸も美味しいですよね。
しかし、舞茸に含まれるビタミンBは、加熱し過ぎると壊れてしまいます。
ビタミンBを摂取したいときは、サッと炒めたり、茹でたりするのが良いと言われています。
加熱し過ぎないように気を付けましょう。
舞茸を使った美味しいダイエットレシピ
舞茸がダイエットや美容に良いと分かっていても「どうやって調理すれば良いか分からない!」
そんな人もいるのではないでしょうか?
そんな人のために、簡単につくれる美味しい舞茸レシピを3つ紹介します!
いつもの食べ方に飽きたときの参考にしてください。
鯖缶ときのこの洋風レンジ蒸し
「レンジでチンするだけなのに本当に美味しい!」
と評判になっているのが「鯖缶ときのこの洋風レンジ蒸し」です。
難しい調理工程にないため、料理初心者の人でも安心して作られるレシピです。
超簡単!鯖缶ときのこの洋風レンジ蒸し by コフトン作り方
- 耐熱皿にほぐした舞茸とえのきを入れて、ポッカレモン5~6滴とスパイスをかける
- さらに汁を除いたサバ缶を入れ、同様にポッカレモンとスパイスをかける
- 全体にオリーブオイルをまわしかける
- ふんわりとラップをかけて600Wで3分チンして完成
舞茸と一緒にダイエット・美容効果があるサバを食べられる一度で二度美味しいレシピです。
少し前に大きな話題を集めて品薄になっていたサバ缶ですが、現在はスーパーやコンビニで普通に購入できます。
美味しくて栄養バランスも良く、舞茸とサバのダブルのダイエット効果が得られるという、まさにダイエット中にピッタリな一品と言えるでしょう。
舞茸・キャベツたっぷりのダイエットスープ
ダイエット中は、体の芯から温まるスープもおすすめのメニューです。
舞茸を使ったレシピでは「舞茸・キャベツたっぷりのダイエットスープ」がおすすめです。
舞茸・キャベツたっぷりのダイエットスープ by ミセスオリーブ作り方
- 鍋に水を2000cc入れて火にかける
- 手羽元とザックリカットした野菜を入れて蓋をして煮込む
- 野菜が煮えてきたら舞茸をほぐして入れる
- 舞茸を入れた後に調味料を入れて少し煮込む
- 器に盛り付けて完成
紹介したレシピでは、手羽元を使用していますが、豚肉でも美味しく食べられます。
レモンスライスを最後に乗せる事で清涼感をアップしてアッサリとして後味に!
冷蔵庫に残っている野菜とお肉を煮込むだけのため、前日の夜に作っておいて朝に温めて飲むのもおすすめです。
舞茸と鶏胸肉の炊き込みご飯
舞茸の美味しい食べ方として「炊き込みご飯」に入れるのも人気です。
舞茸は旨味成分が強いため、炊き込みご飯にもピッタリな食材です。
舞茸と鶏胸肉の炊き込みご飯(ダイエット) by おなかがぺこりん作り方
- 鶏むね肉を1cmサイズにカットする
- 舞茸は1口サイズにほぐす
- 米と調味料をしっかりと混ぜた後に鶏むね肉と舞茸を入れて炊飯スイッチを押して待つ
レシピでは、鶏むね肉と舞茸のみとなっていますが、人参やゴボウといった野菜を入れるのもおすすめです。
余った分をおにぎりにして、翌日の朝ごはん・お昼ごはんにする人も多くいるようです。
舞茸の旨味と醤油の良い香りとお米の相性は抜群です。
まとめ
舞茸は、高いダイエット・美容効果を持つ魅力的な食材です。
しかし、舞茸だけを食べるだけでは綺麗に痩せることはできません。
色々な食材と合わせてバランスの良い食事をとる、さらに少し運動を取り入れる事がスムーズなダイエットに繋がります。
美味しく食べながら痩せられる食材を探している人は、ぜひ舞茸を活用してみてください。
こちらも参考に!ダイエット中はカロリーよりも「PFCバランス」を意識しよう!
よくある質問:舞茸のダイエット効果
Q.舞茸がダイエット食材として人気の理由は?
A.まいたけは、脂質の吸収を抑えるキノコキトサンや脂質をエネルギーとして消費できるビタミンB2を豊富に含みます。さらに便秘改善やお肌の乾燥を防ぐなどの美容効果も得られます。
Q.舞茸はできるだけたくさん食べた方がいい?
A.舞茸は食物繊維を豊富に含んでいます。そのため、食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなります。1日の摂取量「70g」を目安に食べましょう。
Q.舞茸は火を通さずに食べた方がいい?
A.舞茸は必ず火を通して食べてください。加熱することで食中毒を引き起こす可能性のある微生物や細菌を除去できます。舞茸は加熱した方が風味や食感が良くなるとも言われているため、ダイエットに関わらず、必ず火を通すようにしましょう。
コメント