運動することなく短時間でたっぷりと汗を出せる「サウナ」。
一見すると、ダイエット効果に期待して実践したことがある人も多いのではないでしょうか?
ですが、サウナを活用したダイエットで失敗する人も意外と多くいます。
今回は、サウナで痩せられない理由、サウナで得られる効果や正しい活用方法を分かりやすく解説します。
なかなかサウナに行く時間や機会がない方は、自宅でサウナ体験ができるサウナブランケットの記事も合わせて読んでみてください!
この記事でわかること
- サウナに痩せる効果がないと言われる理由
- サウナを活かしたダイエットのポイント
- 正しいサウナの入り方
サウナに痩せる効果はない!体重が減るのは水分が抜けているだけ
サウナから出た直後に体重を測って「サウナで体重落とせるじゃん!」と感動したことがある人も多いですよね。
サウナに入る前と出た直後を比べると、出た直後の方が体重が軽くなります。
この結果だけを見て「サウナで痩せられる」と勘違いしてしまう人が多くいるのが、サウナでダイエットが広がった理由の1つだと言われています。
なぜ、サウナから出た直後は体重が減っているのか?
その理由として「体内の水分が汗として抜け出している」が挙げられます。
もっと簡単に説明すると減っているのは脂肪ではなく水分だということです。
サウナから出た後は、水分補給をするのが定番ですよね。
水分補給により体内から出ていった水分は元通りになり、体重もサウナを入る前に戻ります。
「じゃあ水分を摂らなければ良いんじゃないの?」と考える人もいますが、タイミングに関係なく、水分補給と食事をとると、水分は元通りになります。
むしろ、サウナから出た状態のまま水分補給をしないと、脱水症状を起こして倒れる危険があるため、しっかりと水分補給を行うのが大切です。
サウナを楽しんだ後は、水分補給を忘れないようにしましょう。
サウナで一時的に体重が減るのは、体内から水分が出ていっただけで、脂肪を減らことが目的のダイエットにはあまり効果がありません。
サウナを正しく活用する事でダイエット効果アップ!
サウナに体脂肪や体重を落とすダイエット効果はほとんどありません。
それでもダイエット方法としてサウナを推奨する人がいるのではなぜでしょうか?
その理由は、サウナにダイエット効果がなくても「サウナを正しく活用する事で他のダイエット効果をパワーアップさせられる」からです。
サウナは、ダイエットを挫折した理由で最も多い「停滞期」を脱出するきっかけになることも珍しくありません。
基礎代謝を上げて脂肪の燃焼効率をアップ
サウナで得られるメリットの1つとして「基礎代謝のアップ」があります。
体を芯から温められるサウナは、全身の血流を良くする効果があります。
血流が良くなると基礎代謝がアップします。
体重を落としたり、体重をキープするには、基礎代謝を上げる・下がらないように維持することが大切です。
さらに、基礎代謝の向上は有酸素運動の効果向上に繋がります。
脂肪の燃焼効率が上がることで、今までよりも痩せやすい体質になり、脂肪や体重の減少、ダイエット失敗の原因になりやすい停滞期の脱出にも期待できます。
定期的にサウナを利用して基礎代謝が下がらないようにしておくことで、ダイエットが終わった後のリバウンドしにくい体つくりにも繋がります。
乳酸の排出を促して脂肪の燃焼効率ダウンを防ぐ
サウナは、一般的な運動にはない「乳酸の排出」という効果も得られます。
運動や筋トレを行うと体の中に乳酸が溜まってきます。
乳酸は「疲労物質」の1つで溜まりすぎると体を動かす際にダルさを感じるだけではなく、脂肪の燃焼効率も落ちてしまいます。
ダイエットとしてせっかく運動をしているのであれば、できるだけ効率良く脂肪を燃焼させたいと考えますよね。
ダイエットの邪魔になる乳酸が溜まりすぎないように、サウナで汗と一緒に乳酸も流してしまいましょう!
サウナで自律神経を整えてグッスリ快眠
ダイエットとはあまり関係ありませんが「自律神経を整える」という効果もサウナにはあります。
サウナに入った後に、水風呂やシャワーで火照った体を冷やすと自律神経を刺激できます。
自律神経を刺激して整えることで、グッスリを眠れるなど快眠効果を得られます。
肥満体型の人は、自律神経の乱れから睡眠不足になりがちです。
サウナでしっかりと自律神経を整えて肥満になるリスクを回避しましょう。
質の良い睡眠はダイエットの成功率アップにも繋がります。
正しいサウナの入り方を覚えよう!
ダイエット効果をアップさせるサウナの魅力的なメリットをしっかりと得るためにはサウナの正しい入り方を覚える必要があります。
間違ったサウナの入り方では、サウナで得られる効果が半減してしまいます。
時間を無駄にすることなく、効率良くダイエットで痩せたい人は必ず正しい入り方を覚えましょう!
サウナ前の準備!しっかり汗を出せる状態に
サウナに入る前に、まずはしっかりと体を洗ってお風呂に浸かっておきましょう。
一目散にサウナに向かう人もいますが、得られる効果は半減してしまいます。
しっかりと体を綺麗に洗って毛穴に詰まった汚れを綺麗サッパリ落とします。
毛穴が汚れで詰まっていると汗が出にくくなるからです。
さらに、体を綺麗にした後はお風呂に数分浸かります。
そうすることにより血行を促進し、しっかりと汗が出る状態を準備できます。
長く入れば良いは間違い!汗をかく事を意識する
サウナ内では、自然と周りの人との我慢大会が始まりがちです。
何となく「あの人より後に出よう」と自分ルールを作った経験がある人も多いですよね。
残念ながら、サウナは長く入っていれば良いというわけではありません。
汗をしっかりと出すことを意識のが最も大切です。
高温サウナは5~10分、低音サウナは10~15分が目安です。
サウナから出た後は、汗がしっかりと引くまで休憩を取ります。
サウナで汗を流して休憩を取るを1セットに、3~5セットを目安に行いましょう。
適切な時間と回数を繰り返すことで、基礎代謝のアップや老廃物排出などの効果が得られます。
少しでも体調に不調を感じた場合はすぐにサウナから出てください。
慣れるまでは、入る時間や回数を減らしましょう。
水分補給を忘れない
体内の水分が足りなくなると汗が出なくなります。
さらに、水分不足は脱水症状の原因にもなります。
しっかりと汗をかくためにサウナから出た後の休憩中には水分補給を行いましょう。
水分補給は、脱水症状防止だけではなく、汗をかきやすくなる効果も得られます。
サウナを活用した痩せやすい体質作りには、水分補給が欠かせないことを忘れないようにしましょう。
サウナは毎日入らなくても良い?
毎日サウナに通っている人が意外と多いと言われています。
ダイエットのために基礎代謝を上げたい場合は、毎日サウナに入る必要はありません。
最低週1回、多くても週に3~4回程度でしっかりとサウナ効果を得られます。
自分が通いやすい回数で調整しても問題ありません。
サウナ内での筋トレは絶対にダメ
サウナ内で筋トレを行う人をために見かけますが目的に関係なくサウナ中に筋トレは絶対にしてはいけません。
サウナ内での運動は、過剰は発汗が引き起こすだけではなく、血圧が急激に下がります。
立ちくらみ・フラつきを起こしたり、そのまま倒れてしまうことも珍しくありません。
サウナでは、絶対に筋トレや運動をしないでください。
まとめ
残念ながら、サウナにはダイエット効果はありません。
ですが、正しい方法で活用することで、痩せやすい体質作りや他のダイエットの効果アップさせられます。
間違ったサウナの利用方法は、サウナで得られる効果が薄れてしまいため、ダイエット目的でサウナの利用を検討している人は、今回の記事を参考に正しいサウナの入り方を学んでみてはいかがでしょうか。
よくある質問:サウナで痩せられない理由
Q.サウナに入った後に体重が減ってました
A.サウナから出た直後は、サウナにより汗として体内の水分が出ているため、体重が減ります。
ですが、水分補給や食事により失われた水分を吸収するため、体重は元通りになります。
そのため、サウナには体重や体脂肪を減らす効果はありません。
Q.ダイエットでサウナが推奨されている理由は何ですか?
A.体重や体脂肪の減少効果はありませんが、サウナには代謝アップ効果があります。
代謝を向上させることで運動効率や運動による脂肪燃焼効率の底上げができるため、結果的にダイエットの成功率が上がります。
Q.ダイエット目的でサウナを利用するときの注意点を教えてください
A.ダイエット目的に関係なく、サウナは正しい方法で利用するのが絶対です。
自分の体調に合わせたペース配分、休憩時間の確保、しっかりとした水分補給を忘れないようにしましょう。
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