全身の脂肪を落とすのではなく「脇腹・横腹」のお肉を集中的に落としたいと考えている人も多いと思います。
しかし、頑張ってもなかなか落ちないのが脇腹のお肉なんです。
そこで今回は、脇腹・横腹のお肉を効率良く落とせるトレーニングをいくつか紹介していきます。
まずは脇腹・横腹のお肉が落ちない理由を学ぼう
脇腹・横腹のお肉を落とすためのトレーニングをする前に「脇腹・横腹のお肉が落ちない理由」をしっかりと学ぶ事も大切です。
脇腹のお肉が落ちないのは「気のせい」や「勘違い」ではありません。
皆さんが体感している通り、脇腹のお肉は本当に落ちにくいといった特徴があるんですよ。
では、なぜ脇腹のお肉が体の他の部分と比べて落ちにくいのでしょうか?
その原因は「皮下脂肪」だからといった点が最初に挙げられます。
実は、脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類があり、脇腹・横腹のお肉は「全て皮下脂肪」となります。
人間の体は、「内臓脂肪から先に落ちて、その後に皮下脂肪が減っていく」と言われています。
そのせいで、ダイエットを始めてもなかなか効果が実感出来なくなります。
また、「脇腹・横腹のみにターゲットを絞って痩せるのが難しい」といった点も痩せられない理由の1つです。
お腹周りだけのお肉はダイエットで最後に痩せる部分なので、ピンポイントで痩せるというのがかなり難しくなっています。
脇腹・横腹のお肉を落とすには、基本的には全身ダイエットに取り組み事が必要となります。
ですが、全身ダイエットの一環でお腹周りを重点的に鍛える・トレーニングを行う事で、一般的なダイエットよりも早く脇腹のお肉をスッキリさせる事は可能です。
脇腹・横腹のお肉を引き締めるためのポイント
脇腹・横腹のお肉をスッキリさせる、引き締めためには欠かす事の出来ない「ポイント」がいくつか存在します。
ただ単にダイエットを行うのではなく、脇腹を引き締める事を意識したダイエット方法を取り入れる事が効率アップに繋がります。
脇腹・横腹のお肉をスッキリさせるためには、「有酸素運動」と「筋トレ」を行います。
出来るだけ早く効果を実感したいという場合は、有酸素運動の比重を増やす・重くするのがおすすめですが、「筋トレを疎かにしない」ようにしましょう。
有酸素運動だけ・筋トレだけでは、脇腹のお肉を落とせないと覚えておきましょう。
脇腹・横腹の脂肪燃焼には有酸素運動が効果的
脇腹・横腹を問わず、要らない脂肪を燃焼させるには「有酸素運動」が最も効果的です。
ウォーキング・ランニングや水泳等、少し息が切れる程度の運動を長時間かけて行うといったダイエット方法になります。
有酸素運動は、1日30分以上行うのが良いと言われています。
中には「1回で20分以上継続して運動をしなければいけない」と勘違いしている人もいます。
もちろん、1回で20分以上継続した有酸素運動が高い脂肪燃焼効率を得られるのは間違いではありません。
しかし、1回10分の有酸素運動を1日3セットでも、脂肪は少しずつ燃焼されています。
効率を重視する人は「1回20分以上」、長時間の運動に慣れていない人は「1日合計30分以上」といった感じで自分に合ったペースで有酸素運動を行うようにしましょう。
ウォーキング
最もメジャーで誰でも簡単に出来る有酸素運動が「ウォーキング(散歩)」です。
自分のペースで歩くだけなので、疲労が少ないといったメリットがあります。
また、自宅や会社・学校の最寄り駅の1つ手前の駅で降りて歩く等、日常生活に取り入れやすいというのもウォーキングの魅力と言えるでしょう。
ウォーキングだけでは物足りないという場合は、早歩きや階段の利用で体にかかる負荷を少し上げてみるのもおすすめです。
水泳
日常生活に取り入れるのは少しハードルが高いかもしれませんが「水泳」は有酸素運動の中で最も消費エネルギー・カロリーが高くなっています。
水泳は「水泳3分=ウォーキング40分」という驚きの有酸素運動でもあります。
泳ぐといった行動は「全身運動」となり、体の全身の様々な筋肉を刺激する事が出来ます。
泳ぐだけで脇腹・横腹のお肉だけではなく、全身を効率良くスッキリさせられます。
「1日30~60分」でもかなり高いダイエット効果が得られます。
泳ぐ時間を確保出来る、生活圏内に水泳が出来る環境があるという人は、ぜひ検討してみてください。
筋トレで脇腹・横腹を引き締める
先程もお伝えした通り、有酸素運動だけでは脇腹・横腹のお肉を落とす事は出来ません。
有酸素運動の脂肪燃焼効率を上げる、脂肪が落ちた後のリバウンドを防ぐ、スッキリしたシルエットに見せるために「筋トレ」も忘れず行いましょう。
お腹周りに効果のある筋トレを重点的に行う事で、引き締まったお腹に仕上げる事が出来ます。
筋トレはお腹を引き締める、見栄えを良くするといった印象を持っている人も多くいます。
ですが、それ以外にも「筋肉量が増える事で基礎代謝が上がる」といったダイエット成功には欠かせない効果も得られます。
脇腹・横腹を引き締めるなら「外腹斜筋」と「内腹斜筋」を鍛える
脇腹・横腹の脂肪をスッキリさせる事が目的であれば「外腹斜筋」と「内腹斜筋」を重点的に鍛えましょう。
お腹のお肉をスッキリさせるために腹筋で正面の筋肉を鍛える人も多くいますが、実は脇腹のお肉にはあまり効果がありません。
出来るだけ早く脇腹のお肉をスッキリさせたい場合は、お腹の両脇にある外腹斜筋と内腹斜筋を鍛える事が最も効果的です。
食事にも気を使おう
もちろん、「食事」にも気を使う事は必要です。
どれだけ有酸素運動と筋トレを頑張っていても摂取カロリーがオーバーしてしまうと、お肉が減るペースが遅くなってしまいます。
ここで言う食事に気を付けるというのは、厳しい食事制限ではありません。
「摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにする」
たったこれだけです。
厳しい食事制限を行ってしまうと、筋肉が付きにくくなるので逆効果になる事も珍しくありません。
脂質・糖質は最低限に抑えて、筋肉を作る働きを持つ「タンパク質」を積極的に摂取するように意識してみてください。
まとめ
脇腹・横腹のお肉は、意外と落とすのが難しいと言われています。
しかし、有酸素運動と筋トレ、さらにちょっとした食生活の改善で効率良く脇腹・横腹のお肉を落とす事は可能です。
脇腹・横腹の脂肪をスッキリさせるには、時間がかかるケースも多いので、諦めず根気強く続けてみてください。
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