白米に代わるダイエット食材を探している方からスーパーフードとして注目を集めているのが「もち麦」です。
プチプチした食感が楽しい・美味しいもち麦は、高いダイエット効果を得られる食材でもあります。
今回は、もち麦で得られるダイエット効果や実際に食べてみた感想を分かりやすくまとめてみました。
もち麦ってなんだろう?
そもそも「もち麦」という食材の名前を初めて耳にしたという方もいますよね。
もち麦は、大麦の1種です。
大麦は大きく分けると「六条大麦」と「二条大麦」の2つ分けられます。
六条大麦は、麦ご飯や麦茶の原材料となり、二条大麦はビールや焼酎といったお酒の原料として使用されています。
さらに、大麦は「性質」から「うるち」と「もち」に分けられています。
粘性が高いもちもちした食感を持つ大麦が「もち麦」です。
もちもち・プチプチした食感
もち麦と白米の違いとして「食感」が挙げられます。
パッと見ると、白米の友達に見えるもち麦ですが、口の中で噛むとかなりもちもちした食感があります。
食感や歯ごたえの良さ「プチプチ」と表現する方も多くいます。
このような食感になる理由として「もち麦はでんぷん(グルコース)がアミロペクチンのみで構成されているから」と言われています。
カロリー自体は白米や玄米と変わらない
高いダイエット効果が得られるもち麦ですが、100gあたりのカロリーは白米や玄米とほとんど変わりません。
白米が「342kcal」、玄米が「346kcal」、もち麦は「340kcal」となっています。
しかし、食物繊維とタンパク質の量が白米や玄米よりもかなり多いという特徴があります。
同じ量を食べた時に、食物繊維を「白米の約25倍・玄米の4倍」、タンパク質を「白米と玄米の約1.5倍」摂取できます。
なんで痩せられるの?もち麦の驚きのダイエット効果とは?
もち麦がどんな食材なのかが分かった後に気になるのが「ダイエット効果」ですよね。
大麦で美味しそうな食感、カロリーは白米・玄米と変わらないけど食物繊維やタンパク質豊富といった情報だけでは痩せられる理由の解説になりません。
そこでここでは、もち麦が痩せられる3つの理由を詳しく解説していきます。
ゆっくりと消化されるので腹持ちが良い
もち麦は白米と玄米とほとんどカロリーは変わりません。
ですが「もち麦は炊くと大きく膨らむ」という特性があります。
同じお茶碗一杯分(約150g)が、白米よりもカロリーを抑えられるのがもち麦なんですよ。
さらに、膨らむだけではなく「ゆっくりと消化される」という特徴ももち麦にはあります。
食べてもすぐに消化されないので「腹持ちが良く、お腹が空きにくい」とダイエットにピッタリな食材です。
糖質の吸収をしっかりと抑える
もち麦には「大麦β-グルカン」という成分が含まれています。
大麦βは、腸の中に入るとゲル化して「糖質の吸収を抑える」といった働きを持っています。
太る原因となる、食後の血糖値の上昇やインスリンの分泌を抑えられるといった点もダイエット向きの食材と言えるでしょう。
豊富な食物繊維で腸内環境を改善して代謝をアップ
大麦β-グルカンは「水溶性食物繊維」でもあります。
ダイエットに関する知識がある人は、その情報だけでピンと来たのではないでしょうか?
食物繊維は、便秘を解消するだけではなく「腸内環境を改善する効果」に期待が出来ます。
腸内環境が良くなると「代謝がアップ」します。
代謝が上がるということは、1日で消費出来るカロリー量が増えるということですよね?
要するに「太りにくくて痩せやすい体」になれるというわけです。
もち麦ダイエットのやり方
もち麦ダイエットは、普段食べている白米をもち麦に置き換える方法です。
白米を完全にもち麦に換えてしまう方もいますが、もち麦の食感が苦手な場合は白米にもち麦を混ぜる方法もOKです。
もち麦ダイエットが長続きするように、自分の好みの割合を見付けましょう。
もち麦の炊き方・茹で方
もち麦は「炊いて食べる方法」と「茹でて食べる方法」の2種類があります。
もち麦だけを炊く場合
- もち麦1合に対して「水300ml」となります。
- もち麦は、白米のように洗う必要はありませんが、もち麦特有の匂いが苦手だという人は軽く洗う事をおすすめします。
白米に混ぜて炊く場合
- 普段通りの白米を炊く方法(水の分量を変える必要はありません)に、もち麦100gあたり水を200ml加えます。
- 全体的に混ぜた後は、炊飯スイッチを押すだけでOKです。
もち麦を茹でる場合
- 沸騰したお湯にもち麦を入れて20分程茹でます。
- 水に塩を一つまみ入れたり、小さじ1のお酢を入れる、茹でている時はアクを取るともち麦の匂いを抑えられます。
- この方法であれば、たくさん茹でて冷蔵や冷凍保存をする事も出来ます。
もち麦は朝に食べた方が良い?
もち麦を食べるタイミングは、基本的に自由です。
出来るだけ早くダイエット効果を実感したい方は、1日3食の白米を全てもち麦に換えてもOKです。
逆に、飽きてしまうという不安がある方は、週3~4回等、自分の性格や好みに合わせた頻度で行いましょう。
いつ食べてもOKなもち麦ですが、おすすめは「朝食」です。
朝食に腹持ちの良いもち麦を食べておくだけで、自然と昼食や夕食の量が減っていくからです。
もち麦は朝に食べる事で「セカンドミール効果」を最大限活かせると言われています。
まずは、朝食にもち麦を食べる事から始めてみてはいかがでしょうか?
ダイエット効果の実感は早くて2週間
「どれぐらいでもち麦のダイエット効果を実感出来る?」という疑問の声も多くあるようです。
もち麦を食べる頻度や食べ方で個人差はありますが、早い人で「2週間」前後でダイエット効果を実感できると言われています。
もち麦ダイエットは、食事内容を大きく変えるわけではないので、残念ながら即効性はありません。
コツコツと続けることで、気付かない間に効果が表れていた、実感した方が多いようです。
数日でダイエット効果を実感出来なかったからといって諦めるのではなく、少し長い目で様子を見ることをおすすめします。
もち麦を実際に食べた感想とおすすめの調理方法
ここからは、完全に筆者のもち麦に関する感想となります。
同時に、試してみて美味しかった調理方法も記載しておきます。
もち麦を食べた素直な感想
健康食材にハマっている友達がいたので、5食分程もち麦を分けてもらって食べてみました。
まずは、炊飯と茹での両方の違いを確かめました。
どちらも白米を混ぜる事なく、もち麦だけで食べてみる事に。
ネットでよく目にしていた「もち麦の特有の匂い」ですが、炊飯器の方が少し強いといった印象です。
塩を入れて軽くアクを取っていた茹でたもち麦は、ほとんど匂いはありませんでした。
両方を食べて比べてみた感想としては、大きな違いはなくどちらも美味しかったです。
プチプチというよりは「もちもち」といった印象の方が強く、白米よりも噛む回数が増えたのか少量でもしっかりと満腹感が得られました。
味に強い癖を感じる事もなかったので、白米の置き換え食材としてはかなり優秀だという感想です。
話題の腹持ちもかなり良く、朝食(8時過ぎ)に食べると昼まで空腹を感じることはありませんでした。
いつもなら腹ペコで多めに食べていたお昼ご飯も、そこまで空腹ではないので食事量をセーブできます。
流石に、夕食の時間になると空腹感はありましたが、それでも思っていたよりも長い時間食欲を抑えられました。
お茶漬けと焼きおにぎりがおすすめ
数に限りがあった事から、もち麦を貰った友人やネットの情報を集めて、もち麦を使った料理を数品作ってみました。
その中で特に気に入ったのが「お茶漬け」と「焼きおにぎり」です。
どちらも「白米ともち麦を半々」の割合で作りました。
お茶漬けは、白米の中に混じるもちもちとしたもち麦の食感がアクセントになるのが良かったです。
アッサリとしたお茶漬けですがもち麦のおかげでボリュームが出るので満足感も得られます。
市販のお茶漬けの素だけで作れる圧倒的な手軽さが気に入りました。
もうひとつのおすすめ、焼きおにぎりもかなり美味しかったです。
パリッとした焼けた表面ともち麦のもちっとした食感は是非味わってほしいと思います。
王道の醤油味だけではなく、味噌やゴマ油などのアレンジも絶品です。
白米・もち麦・調味料の香ばしい良い香りが食欲をそそります。
まとめ
もち麦は、食物繊維やタンパク質が豊富で腹持ちが良いといったまさにダイエットにピッタリなスーパーフードです。
現在は、多くのスーパーで販売されているといった手軽さも人気を集めている理由のひとつです。
食感や味も良くアレンジの幅が広いので、飽きにくい長続きしやすいといったダイエットには欠かす事の出来ない条件も満たしています。
これから置き換えダイエットを始めよう、極端な食事制限をせず痩せたいと考えている方は、是非もち麦ダイエットを検討してみてください。
コメント